結論:画面が映らないときの優先対処
- OBSをNVIDIA/AMD GPUではなく内蔵GPU(iGPU)で動作させる
- OBSを管理者権限で起動する
- ディスプレイキャプチャのキャプチャ方式を変更する
この3つで9割のケースは解決します。
症状の確認
以下のどれかに該当する場合、この記事が参考になります。
- ディスプレイキャプチャを追加したが真っ黒な画面になる
- ゲームキャプチャは映るがディスプレイキャプチャが映らない
- 一度映っていたが突然映らなくなった
- OBSのプレビュー自体は動いているがキャプチャが黒い
原因の整理
| 原因 | 症状 |
|---|---|
| GPU競合(OBSと画面が別GPU) | 真っ黒・何も表示されない |
| 管理者権限不足 | 一部アプリが映らない |
| キャプチャ方式の非対応 | 真っ黒 |
| ハードウェアアクセラレーション | 特定アプリが映らない |
解決方法1:GPUの競合を解消する(最重要)
NVIDIAまたはAMDのGPUを搭載したPCでは、OBSと画面表示が別のGPUを使っていると黒い画面になります。
Windows 11/10の場合
Windowsの設定 → システム → ディスプレイ → グラフィック
→ OBS Studioを選択 → オプション
→ 「省電力」(内蔵GPU)を選択
または
NVIDIAコントロールパネル → 3Dの管理
→ プログラム設定 → OBS Studioを追加
→ 優先するグラフィックスプロセッサ: 「統合グラフィックス」
確認方法
設定変更後にOBSを再起動し、ディスプレイキャプチャを追加して映るかどうか確認します。
解決方法2:管理者権限で起動する
OBSに管理者権限がないと、一部のアプリケーション(UAC昇格済みのアプリ)を捕捉できません。
OBSのショートカットまたはexeを右クリック
→「管理者として実行」
毎回管理者起動にする場合:
OBS Studioのショートカットを右クリック → プロパティ
→ 詳細設定 → 「管理者として実行」にチェック
→ OK
解決方法3:キャプチャ方式を変更する
OBS 29以降、ディスプレイキャプチャにWindows 10/11専用の方式が追加されています。
ソース → ディスプレイキャプチャ → プロパティ
→ キャプチャ方式:
・Windows 10 (1903以降)
・DXGI Desktop Duplication(旧方式)
・自動
Windows 11環境: 「Windows 10 (1903以降)」を試す 映らない場合: 「DXGI Desktop Duplication」に変更
解決方法4:ハードウェアアクセラレーションを無効化する
ChromeやEdge、Discordなどハードウェアアクセラレーション対応のアプリは、ディスプレイキャプチャで映らないことがあります。
Chrome / Edgeの場合
設定 → システム
→「ハードウェアアクセラレーションが使用可能な場合は使用する」をオフ
→ 再起動
Discordの場合
設定 → 詳細設定
→「ハードウェアアクセラレーション」をオフ
→ 再起動
解決方法5:OBSを再インストールする
上記で解決しない場合、OBSのインストールが壊れている可能性があります。
- コントロールパネルからOBS Studioをアンインストール
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\obs-studioフォルダをバックアップ- 公式サイトから最新版をダウンロードして再インストール
ゲームキャプチャとの違い
| キャプチャ方式 | 用途 | 特徴 |
|---|---|---|
| ディスプレイキャプチャ | デスクトップ全体 | GPU競合の影響を受けやすい |
| ウィンドウキャプチャ | 特定ウィンドウ | アプリが最前面でないと映らない |
| ゲームキャプチャ | ゲーム専用 | ゲームに最適化・遅延少ない |
ゲームを録画・配信する場合はゲームキャプチャを使う方が安定します。
検証環境
CPU: Intel Core i9-14900K
GPU: Nvidia RTX 5070 Ti
メモリ: DDR5 64GB (32GB×2) 6000MHz
SSD: 3ドライブ構成
電源: 1000W
CPUクーラー: ROG RYUJIN III 360
OBS: 32.0.4
まとめ
- 最初にGPUの競合(OBSをiGPUで動作)を確認する
- 次に管理者権限での起動を試す
- キャプチャ方式はWindows 10 (1903以降)またはDXGIを試す
- ChromeやDiscordはハードウェアアクセラレーションをオフ
- ゲーム録画・配信はゲームキャプチャの方が安定