OBS Guide
音ズレ同期録画音声映像

OBS 録画した動画の映像と音声がズレる原因と解決方法

OBSで録画した動画を再生すると映像と音声がズレている場合の原因と解決方法を解説。サンプルレート統一・同期オフセット・エンコーダ設定による解決手順をまとめています。

公開: 2026-03-05

録画後に音ズレが発生する主な原因

原因詳細
サンプルレートの不一致OBSとWindowsのサンプルレートが違う
異なるエンコーダを混在映像と音声の処理速度の差
ハードウェアエンコードの遅延NVENCの処理バッファが映像を遅らせる
CPU負荷が高いエンコード処理が追いつかない
キャプチャカードの遅延ハードウェアキャプチャの固有遅延

解決方法1:サンプルレートを48000 Hzに統一する

OBSの設定を確認:
OBS → 設定 → 音声
サンプルレート: 48000 Hz に設定

Windowsの音声設定を確認:
コントロールパネル → サウンド
→ 録音デバイス(マイク)を右クリック → プロパティ
→「詳細」タブ
→「既定の形式」: 「2チャンネル、48000 Hz(DVD音質)」

→ 両方を48000 Hzに統一する

解決方法2:同期オフセットを使う

音声が一定量ずれている場合は同期オフセットで調整します。

どちらが遅れているかを確認:
・映像が先に動いて音が後から来る → 音声が遅れている
・音声が先に来て映像が後から来る → 映像が遅れている

音声が遅れている場合:
OBS音声ミキサー → マイク → 歯車 →「音声の詳細プロパティ」
「同期オフセット(ms)」: 負の値(例: -200)
→ 音声を早く出す

映像が遅れている場合:
「同期オフセット(ms)」: 正の値(例: 200)
→ 音声を遅らせて映像に合わせる

解決方法3:録画エンコーダの設定を確認する

OBS → 設定 → 出力
出力モード: 詳細

録画タブ:
エンコーダ: NVENC H.264

NVENCで音ズレが発生する場合:
→ キーフレーム間隔: 2秒に設定
→ プリセット: Quality(Performanceより安定)

x264での音ズレ:
→ CPU負荷が高くないか確認
→ プリセットをveryfast / fastに変更してCPU負荷を下げる

解決方法4:MKVで録画してMP4に変換する

MKVで録画することで音ズレを防ぐ:
OBS → 設定 → 出力 → 録画タブ
録画フォーマット: mkv

録画後の変換:
OBS → ファイル →「録画をリミックス」
→ MKVファイルを選択
→ MP4として保存(再エンコードなし)

解決方法5:キャプチャカードの遅延補正

キャプチャカードを使用している場合:
→ ハードウェアキャプチャには固有の遅延がある

音声の同期オフセットで調整:
→ 映像ソース(キャプチャカード)が遅れる場合
→ 音声ソースの同期オフセットを正の値に設定

または
→ キャプチャカードのドライバー設定で遅延を確認
→ メーカーのソフトウェアで低遅延モードを選択

解決方法6:CPU使用率を下げる

CPU使用率が90%以上の場合:
→ エンコード処理が追いつかず音ズレが発生することがある

対処:
→ エンコーダをNVENCに変更(CPU負荷を削減)
→ 録画解像度を下げる(1080p → 720p)
→ FPSを下げる(60 → 30)

再生ソフトウェアが原因の場合

VLCやWindowsのメディアプレーヤーで再生すると
エンコード方式によっては音ズレして見えることがある:

確認方法:
→ 別の再生ソフト(MPC-BE・MPV等)で再生してみる
→ YouTube等にアップロードして確認する

再生ソフト側の問題の場合:
→ OBSの設定は問題なし
→ 再生ソフトの設定(ハードウェアデコード等)を確認

検証環境

CPU: Intel Core i9-14900K
GPU: Nvidia RTX 5070 Ti
メモリ: DDR5 64GB (32GB×2) 6000MHz
SSD: 3ドライブ構成
電源: 1000W
CPUクーラー: ROG RYUJIN III 360
OBS: 32.0.4

まとめ

  • まずOBSとWindowsのサンプルレートを48000 Hzに統一する
  • 一定量ずれる場合は同期オフセットで調整する
  • MKVで録画してMP4に変換すると音ズレが解消することがある
  • CPU使用率が高い場合はNVENCエンコードに変更する
  • 再生ソフトウェアの問題の場合は別の再生ソフトで確認する

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