OBSのイコライザーでできること
マイクに乗る不要な音域を削る:
・低音のこもり(ブーミー)を除去
・高音のシャリつきを抑える
・中音域の明瞭さを上げる
→ 聴きやすいボイストラックが完成
フィルターの追加方法
OBS音声ミキサー
→ マイクの歯車アイコン
→「フィルター」
→「+」ボタン
→「イコライザー(3バンドEQ)」または「VST 2.x プラグイン」
標準3バンドEQの設定
OBSに内蔵されている3バンドEQは低音・中音・高音の3帯域を調整できます。
低音(Bass): -3 〜 -6 dB
→ こもりを軽減。ノイズが多い場合は強めにカット
中音(Mid): ±0 〜 +3 dB
→ 声の明瞭さに直結。こもる場合は軽くカット
高音(Treble): ±0 〜 +2 dB
→ 高音が刺さる場合は -2 dB 程度カット
ハイパスフィルターの活用
イコライザーより先にハイパスフィルターを設定すると効果的です。
フィルター追加 →「ゲイン」の上に
「VST 2.x プラグイン」または手動設定:
ハイパスフィルター(80〜120Hz以下をカット):
→ エアコン・PCファン・低域ノイズを除去
→ 声帯の基音(150Hz〜)には影響しない
ReaEQを使ったEQ設定(VSTプラグイン)
VSTプラグインのReaEQ(無料)を使うとより細かい調整が可能です。
インストール:
ReaPlugs → https://www.reaper.fm/reaplugs/
→ ReaPlugs VST FX Suite をダウンロード・インストール
OBSで追加:
フィルター → VST 2.x プラグイン
→ ReaEQ を選択
ReaEQの推奨設定(ボイス向け)
バンド1(ハイパス): 80Hz以下カット
バンド2(ローシェルフ): 200Hz付近 -3 dB
→ こもり除去
バンド3(ピーク): 1000〜2000Hz付近 +2 dB
→ 声の抜けを改善
バンド4(エアバンド): 8000〜10000Hz +1 dB
→ 声に透明感を追加(好みで)
バンド5(ハイカット): 15000Hz以上カット
→ 不要な高域ノイズ除去
マイクタイプ別EQ調整
ダイナミックマイク(SM7B・PodMic等)
・低音が強いためローシェルフカットが有効
・200Hz付近を -3〜-5 dB
・2000〜4000Hz を +2 dB で明瞭さUP
コンデンサーマイク(AT2020・Blue Yeti等)
・高音が鮮明なため調整は少なめ
・500〜800Hz付近のこもりをカット
・10000Hz以上のサーッという音をカット
コンプレッサーとの組み合わせ
EQは必ずコンプレッサーの前段に設置します。
フィルター順序(上から):
1. ノイズサプレッション
2. ハイパスフィルター
3. イコライザー(EQ)
4. コンプレッサー
5. ゲイン(音量調整)
この順序で設定することで効果が最大化されます。
検証環境
CPU: Intel Core i9-14900K
GPU: Nvidia RTX 5070 Ti
メモリ: DDR5 64GB (32GB×2) 6000MHz
SSD: 3ドライブ構成
電源: 1000W
CPUクーラー: ROG RYUJIN III 360
OBS: 32.0.4
まとめ
- まずハイパスフィルター(80Hz以下カット)でノイズを除去
- 低音(200Hz)を -3〜-6 dB でこもりを改善
- 中音(1000〜2000Hz)を +2 dB で声の明瞭さを上げる
- VSTプラグインReaEQを使うとより細かい調整が可能
- フィルター順序はノイズサプレッション → EQ → コンプレッサーが基本