OBS Guide
VST音質改善EQコンプレッサー

OBS VST プラグインの使い方【音質改善・EQ・コンプ設定】

OBSでVST2プラグインを使った音声処理の方法を解説。Reaper付属のJS/ReaPlugs・無料VSTプラグインを使ったEQ・コンプレッサー設定とOBSへの組み込み方をまとめています。

公開: 2026-03-05

OBS VSTプラグインとは

OBSはVST2形式のオーディオプラグインを音声フィルターとして使用できます。これにより、プロのDAWと同等の音声処理をOBSの中で行えます。


対応するVSTのバージョン

バージョンOBS対応
VST 2.x対応
VST 3.xOBS 30以降で対応(一部)
AU(macOS)非対応

推奨無料VSTプラグイン

ReaPlugs(Reaper製・無料)

Reaper(DAWソフト)が提供する無料のVST2プラグインセットです。

  • ReaEQ: 多バンドグラフィックイコライザー
  • ReaComp: コンプレッサー
  • ReaGate: ノイズゲート
  • ReaDelay: ディレイ

ダウンロード: reaper.fm/reaplugs(無料・Windows用)

TDR Nova(無料)

プロ品質のパラレルダイナミックイコライザーです。

  • 4バンドEQ + ダイナミクス処理
  • 視覚的なEQカーブ表示
  • 非常に高品質

ダウンロード: Tokyo Dawn Records公式サイトから

Analog Obsession CONSOLE(無料)

アナログ感のある音色を加えるサチュレーションプラグインです。


OBSへのVSTプラグイン設定方法

手順1:VSTをインストールする

VSTプラグインは通常C:\Program Files\VSTPlugins\または指定したフォルダにインストールします。

手順2:OBSでVSTフィルターを追加する

音声ミキサー → マイクの歯車 → フィルター
→ + → 「VST 2.x プラグイン」を選択

プラグインファイル: VSTプラグインの.dllファイルを選択
(例: C:\Program Files\VSTPlugins\ReaComp.dll)
→「プラグインのUIを開く」でプラグイン画面が表示される

手順3:パラメータを設定する

プラグイン固有のUIで設定を調整します。各プラグインのマニュアルを参照してください。


ReaEQを使ったマイクEQ設定

マイク音声のEQ設定例です。

ReaEQ設定(基本的なマイクEQ):

Low Cut: 80Hz以下をカット(不要な低音除去)
  → High Pass Filter: 80Hz, 12dB/oct

Mid Boost: 1kHz〜3kHz付近を+1〜3dB
  → 声の明瞭度が上がる

High Shelf Cut: 10kHz以上を-2〜3dB
  → 高音域のシャリシャリ感を抑える

ReaCompを使ったコンプレッサー設定

ReaComp設定(マイク用):

Threshold: -18 dB
Ratio: 4:1
Attack: 10 ms
Release: 100 ms
Gain: +2〜4 dB(コンプで下がった分を補う)

フィルターの順序

VSTフィルターを複数追加する場合の推奨順序:

1. ノイズ抑制(OBS標準 or VST)
2. High Pass Filter(低音カット)
3. EQ
4. コンプレッサー
5. ゲイン(最終音量調整)

64ビット vs 32ビット VSTの注意

OBS 64ビット版は64ビットVSTのみ対応します。32ビットVSTはそのままでは使えません。

確認方法:
VSTのReadmeやダウンロードページで
「64bit」「x64」の記載があることを確認する

検証環境

CPU: Intel Core i9-14900K
GPU: Nvidia RTX 5070 Ti
メモリ: DDR5 64GB (32GB×2) 6000MHz
SSD: 3ドライブ構成
電源: 1000W
CPUクーラー: ROG RYUJIN III 360
OBS: 32.0.4

まとめ

  • OBSはVST2プラグインをフィルターとして使用できる
  • ReaPlugs(無料)はEQ・コンプ・ゲートが揃っていておすすめ
  • VSTフィルターは「VST 2.x プラグイン」をフィルターに追加
  • OBSは64ビットVSTにのみ対応
  • フィルターの順序はノイズ除去→EQ→コンプ→ゲイン

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