結論:OBSのノイズ除去おすすめ方法
- RTX Voice / NVIDIA Broadcast(NVIDIA GPU搭載)
- RNNoise(CPU処理・高品質)
- OBS標準のノイズ抑制(手軽だが効果は控えめ)
NVIDIA GPU(GTX以降)があればNVIDIA Broadcastが最も高品質なノイズ除去を提供します。
ノイズ除去の方法一覧
| 方法 | 必要なもの | 音質 | CPU負荷 |
|---|---|---|---|
| OBS標準ノイズ抑制(RNNoise) | なし | 高 | 低〜中 |
| OBS標準ノイズ抑制(Speex) | なし | 中 | 低 |
| NVIDIA Broadcast | NVIDIA GPU | 最高 | GPU使用 |
| NVIDIA RTX Voice | GTX以降 | 最高 | GPU使用 |
| VST2プラグイン(Reaper等) | プラグイン | 高 | 中 |
方法1:OBS標準のノイズ抑制フィルター
OBS 27以降はRNNoiseが標準搭載されています。追加プラグイン不要で使えます。
設定手順
音声ミキサー → マイクの歯車アイコン → フィルター
+ボタン → 「ノイズ抑制」を選択
方式: RNNoise(推奨)または Speex
RNNoiseとSpeexの違い
| 方式 | 特徴 |
|---|---|
| RNNoise | AIベースのノイズ除去。自然な音質。CPU負荷あり |
| Speex | 軽量。効果はRNNoiseより控えめ |
RNNoiseを推奨します。CPU負荷は軽微で、環境ノイズをかなりきれいに除去できます。
方法2:NVIDIA Broadcast(最高品質)
NVIDIA GPU搭載PCで使える無料アプリです。AIによるノイズ除去・エコーキャンセル・背景除去が使えます。
導入手順
- NVIDIA公式サイト からNVIDIA Broadcastをダウンロード
- インストール後起動
- マイクタブで「ノイズ除去」をオン
- 仮想マイクデバイスが作成される
OBSで設定する
OBS → 設定 → 音声
マイク音声: NVIDIA RTX Broadcast(仮想マイク)を選択
これでNVIDIA Broadcastでノイズ除去された音がOBSに入力されます。
方法3:ノイズゲートとの組み合わせ
ノイズ抑制と組み合わせるとさらに効果的なのがノイズゲートです。
ノイズゲートとは
一定レベル以下の音(環境ノイズ・無音時のホワイトノイズ)を完全にカットするフィルターです。
設定手順
フィルター追加 → ノイズゲート
閉じる閾値: -40 dB〜-50 dB(環境に応じて調整)
開く閾値: -35 dB〜-45 dB
注意: ノイズゲートを強くしすぎると、語頭が切れる(最初の音が出ない)ことがあります。
方法4:コンプレッサーとの組み合わせ
コンプレッサーはマイク音量の大小を均一にするフィルターです。ノイズ抑制と組み合わせると音質が安定します。
フィルター → コンプレッサー
レシオ: 6〜10:1
閾値: -18 dB〜-12 dB
アタック: 6 ms
リリース: 60 ms
出力ゲイン: +2〜+5 dB
推奨フィルターチェーン
音質を最大化するフィルターの組み合わせ順:
1. ノイズ抑制(RNNoise)
2. ノイズゲート
3. コンプレッサー
4. ゲイン(必要に応じて音量調整)
フィルターは上から順番に適用されるため、順序が重要です。
フィルターの効果確認方法
OBS音声ミキサー → マイク → 歯車 → 音声の詳細プロパティ
音声監視: 「監視のみ(出力はミュート)」に設定
ヘッドフォンでリアルタイムにフィルター処理後の音を確認できます。確認後は「監視なし」に戻してください。
検証環境
CPU: Intel Core i9-14900K
GPU: Nvidia RTX 5070 Ti
メモリ: DDR5 64GB (32GB×2) 6000MHz
SSD: 3ドライブ構成
電源: 1000W
CPUクーラー: ROG RYUJIN III 360
OBS: 32.0.4
まとめ
- NVIDIA GPU搭載ならNVIDIA Broadcastが最高品質
- それ以外はOBS標準のRNNoiseで十分な効果
- ノイズゲートと組み合わせるとさらに効果的
- フィルターの順序はノイズ抑制→ゲート→コンプレッサー
- 音声監視機能でフィルター効果をリアルタイム確認できる