Source Cloneとは
Source Cloneは、OBSのソースを複数のシーンで共有できるようにするプラグインです。
通常のソースの仕組み:
シーンAにゲームキャプチャを追加
シーンBに同じゲームキャプチャを追加
→ 実際は2つの独立したキャプチャが動作
→ リソースを2倍消費
Source Cloneを使うと:
シーンAのゲームキャプチャをシーンBでも参照
→ 同じソースを共有(1つのキャプチャのみ動作)
→ リソースの節約・設定の統一
インストール方法
OBS Plugin Browserからインストール:
OBS → ツール → OBSプラグインブラウザ
→「Source Clone」を検索 → インストール
または手動インストール:
GitHub: https://github.com/exeldro/obs-source-clone
→ リリースページから .dll をダウンロード
→ obs-plugins/64bit/ に配置
→ OBSを再起動
基本的な使い方
ソース → + →「Source Clone」
「ソースを選択」:
→ 複製したい既存のソースを選択
(例: シーンAの「ゲームキャプチャ」)
→ 選択したソースの映像がそのまま表示される
→ 元のソースの設定変更が自動で反映される
活用例1:カメラを複数シーンで共有
構成:
・シーン「ゲーム(カメラ小)」: カメラを小さく右下に配置
・シーン「カメラ(カメラ大)」: カメラを大きく表示
Source Cloneなし:
→ 各シーンに独立したカメラソースが必要
→ OBSが2つのカメラキャプチャを処理
Source Cloneあり:
→ シーン「ゲーム」に実際のカメラソースを置く
→ シーン「カメラ」でSource CloneでそのソースをClone
→ 1つのカメラキャプチャのみ動作
活用例2:ゲーム映像を複数シーンで共有
ゲームキャプチャは負荷が高いため共有が有効:
シーン1(フル画面):
→ 実際のゲームキャプチャソース
シーン2(カメラ大・ゲーム小):
→ シーン1のゲームキャプチャをSource Cloneで参照
→ 小さくリサイズして配置
活用例3:テロップ・オーバーレイの共有
全シーン共通のテロップ(チャンネル名等):
→ 「共通ソース」シーンを作成してソースを一括管理
→ 各シーンでSource CloneでNested Source(シーン参照)を使う
または
→ 各シーンでSource CloneでテキストソースをClone
→ テキスト内容を変えるとすべてのシーンに反映
Source CloneとNested Sceneの違い
Nested Scene(シーンをソースとして追加):
→ シーン全体を別シーンに埋め込む
→ 複数のソースをまとめて共有したい場合に有効
Source Clone:
→ 個別のソースを共有する
→ ソース単位での細かい共有が可能
使い分け:
複数ソースをまとめて共有 → Nested Scene
1つのソースのみ共有 → Source Clone
注意点
Source Cloneの制限:
・クローン元のソースが削除されると表示されなくなる
・クローン先でのサイズ・位置変更は独立して行える
・フィルターはクローン元に設定したものが適用される
効果的な使い方:
・ゲームキャプチャ・カメラなど重いソースを共有する
・テキスト・画像のような軽いソースには不要な場合が多い
検証環境
CPU: Intel Core i9-14900K
GPU: Nvidia RTX 5070 Ti
メモリ: DDR5 64GB (32GB×2) 6000MHz
SSD: 3ドライブ構成
電源: 1000W
CPUクーラー: ROG RYUJIN III 360
OBS: 32.0.4
まとめ
- Source Cloneは同じソースを複数シーンで共有できるプラグイン
- ゲームキャプチャ・カメラなど重いソースに特に有効
- クローン先でサイズ・位置は独立して変更可能
- 複数ソースをまとめて共有したい場合はNested Sceneを使う
- リソース節約と設定の一元管理に役立つ