OBSの音声設定は、録画・配信の品質を左右する重要な要素です。この記事では基本のサンプルレート設定から、音声トラックの活用・フィルター設定まで音声に関するすべてを解説します。
マイク音が入らないトラブルは「OBSマイク音が入らないときの対処法」を参照してください。
基本設定チェックリスト
まず以下を確認してください。
- OBSのサンプルレートが 48kHz になっているか
- Windowsのサウンド設定のサンプルレートが 48kHz になっているか
- デスクトップ音声デバイスが正しく設定されているか
- マイク音声デバイスが直接指定されているか
この記事でわかること
- サンプルレートの設定と統一の方法
- デスクトップ音声・マイク音声の設定
- 音声トラックの設定と使い方
- 音声ミキサーの操作方法
- 同期オフセットの調整方法
- モニタリング(自分の声を確認する)の設定
サンプルレートの設定
OBS → 設定 → 音声 → サンプルレート
48kHz に設定します。これはOBS音声設定の最重要項目です。
Windowsのサンプルレートも統一する
OBSだけ変更しても、Windowsの音声デバイスとサンプルレートが異なると音ズレが発生します。
スタート → 設定 → システム → サウンド → 詳細設定
出力デバイス(スピーカー)と入力デバイス(マイク)の両方のプロパティを開き、「規定の形式」を 48000Hz(48kHz) に変更します。
デスクトップ音声の設定
OBS → 設定 → 音声 → デスクトップ音声
PCから再生されるすべての音(ゲーム音・音楽・通知音など)を録音します。
推奨設定:「既定値」または実際の出力デバイス名を指定します。
「デスクトップ音声2」には仮想オーディオデバイスなどを設定して、音源を分離することもできます。
マイク音声の設定
OBS → 設定 → 音声 → マイク音声
「既定値」ではなく実際のマイクデバイス名を直接選択します。
「マイク音声2〜4」には追加のマイクや音声デバイスを設定できます。ゲストスピーカーを招く配信や、複数マイクを使う場合に活用します。
音声トラックの設定
OBSでは最大6つの音声トラックを録画ファイルに記録できます。
OBS → 設定 → 出力 → 録画 → 音声トラック
基本的な音声トラック構成
| トラック | 割り当て | 用途 |
|---|---|---|
| トラック1 | デスクトップ+マイク(ミックス) | YouTube投稿用 |
| トラック2 | デスクトップ音声のみ | 編集時の音声分離用 |
| トラック3 | マイクのみ | 編集時のボイス分離用 |
トラックを分けて録音しておくと、動画編集時に音量バランスや音声処理を後から自由に調整できます。
音声ミキサーでトラックを割り当てる
音声ミキサー → 各デバイスの歯車アイコン → 音声の詳細プロパティ
「トラック」の列にチェックを入れて、どのデバイスの音声をどのトラックに記録するか設定します。
音声ミキサーの操作
OBSのメイン画面にある音声ミキサーで各音声ソースの音量を調整します。
適切な音量レベル
| 状態 | レベル(dB) |
|---|---|
| 会話(マイク) | -12〜-6 dB |
| ゲーム音 | -18〜-12 dB |
| 赤ゾーン(避けるべき) | 0 dB以上 |
マイクの音量が常に赤くなっている場合は音量を下げます。バーが動かない場合はデバイス設定を確認します。
ミュートとソロ
- スピーカーアイコン:クリックでその音声をミュート
- ヘッドフォンアイコン:クリックでその音声のみをモニタリング
同期オフセットの調整
映像と音声のズレを手動で補正できます。
音声ミキサー → 対象デバイスの歯車 → プロパティ → 同期オフセット(ms)
- 音声が映像より遅い場合 → プラスの値(例:+200ms)
- 音声が映像より早い場合 → マイナスの値
キャプチャボード使用時は特に調整が必要です。詳しくは「OBSキャプチャボード音ズレの原因と解決方法」を参照してください。
音声モニタリング
自分の声をリアルタイムで確認する設定です。
音声ミキサー → 対象デバイスの歯車 → 音声のモニタリング
| 設定 | 動作 |
|---|---|
| モニタリングなし | 録音のみ(デフォルト) |
| モニタリングのみ | 録音せず耳でのみ確認 |
| モニタリングと出力 | 録音しながら耳でも確認 |
注意:「モニタリングと出力」に設定すると、スピーカーから出た音がマイクに再入力されるハウリングが発生することがあります。ヘッドフォン使用時のみ使用してください。
検証環境
CPU: Intel Core i9-14900K
GPU: Nvidia RTX 5070 Ti
メモリ: DDR5 64GB (32GB×2) 6000MHz
SSD: 3ドライブ構成
電源: 1000W
CPUクーラー: ROG RYUJIN III 360
OBS: 32.0.4
マイク: XLRダイナミックマイク(Focusrite Scarlett経由)
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- OBSキャプチャボード音ズレ — キャプボ環境の音声設定
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まとめ
OBS音声設定の重要ポイントです。
- サンプルレートは48kHzに統一(OBSとWindows両方)
- デスクトップ音声・マイク音声のデバイスを正しく設定する
- 音声トラックを分けて録音すると後の編集が楽になる
- 音声ミキサーのレベルは -12〜-6 dBを目安にする
- キャプチャボード使用時は同期オフセットで音ズレを補正する