OBS Guide
マイク設定OBSノイズ除去音質改善フィルター

OBS マイク設定ガイド【ノイズ対策・音質改善の完全手順】

OBSでマイクを最適に設定する方法を解説します。デバイス選択・サンプルレート・ノイズゲート・ノイズ抑制・コンプレッサーなど音質改善フィルターの設定手順を紹介します。

公開: 2026-03-04

OBSのマイク設定は「デバイスの選択」だけでなく、フィルターを組み合わせることで大幅に音質を改善できます。

マイク音が入らない場合は「OBSマイク音が入らないときの対処法」を先に参照してください。


基本設定(最初に確認)

OBS → 設定 → 音声
項目推奨値
サンプルレート48kHz
チャンネルステレオ
マイク音声使用するマイクを直接指定

この記事でわかること

  • OBSでマイクデバイスを正しく設定する方法
  • ノイズゲート・ノイズ抑制フィルターの使い方
  • コンプレッサーで音量を安定させる方法
  • ゲインフィルターで音量を適切に調整する方法
  • フィルターの推奨組み合わせ

デバイス設定

OBS → 設定 → 音声 → マイク音声

ドロップダウンから使用するマイクを直接指定します。「規定値」ではなく実際のデバイス名を選択することで、デフォルトデバイスが変わっても設定が維持されます。

設定後はOBSのメイン画面の音声ミキサーでマイクの音量バーが反応するか確認します。


フィルターの設定

フィルターはOBSの音声ミキサーから設定します。

音声ミキサー → マイクの歯車アイコン → フィルター

推奨フィルターを追加する順序:

  1. ゲイン
  2. ノイズ抑制
  3. ノイズゲート
  4. コンプレッサー

フィルター詳細設定

ゲイン

マイクの音量が小さすぎる場合に使用します。

設定項目推奨値
ゲイン(dB)+3〜+10 dB(音量に応じて調整)

音声ミキサーのバーが声を出したときに黄色〜緑(-12〜-6 dB付近)になるよう調整します。常に赤くなっている場合は音量が大きすぎます。

ノイズ抑制

PC冷却ファン・エアコン・室内ノイズを除去します。

RNNoise(推奨)

AI処理によるノイズ除去です。自然な声のまま背景ノイズを低減できます。設定値は1つのみで、追加するだけで効果があります。

Speex

軽量なノイズ抑制です。スペックが低いPCでRNNoiseが重い場合はSpeexを使用します。

方式特徴
RNNoise高精度・自然な除去感(推奨)
Speex軽量・設定シンプル

ノイズゲート

声を出していないときのノイズを完全にカットします。

設定項目推奨値
閉じる閾値-32 dB
開く閾値-26 dB
アタックタイム25 ms
ホールドタイム200 ms
リリースタイム150 ms

閉じる閾値・開く閾値は使用するマイクと環境に合わせて調整してください。声を出したときに確実にゲートが開き、黙ったときに閉じるよう設定します。

コンプレッサー

声の音量の波を均一にします。大きな声と小さな声の差を縮め、聞きやすい音量に整えます。

設定項目推奨値
比率6:1
閾値-18 dB
アタック6 ms
リリース60 ms
出力ゲイン+2〜+4 dB

推奨フィルターチェーン

以下の順番でフィルターを組み合わせるのが基本です。

ゲイン → ノイズ抑制(RNNoise)→ ノイズゲート → コンプレッサー

必要なものだけ追加すれば十分です。ノイズが少ない環境ではノイズ抑制のみでも効果的です。


マイク種類別のポイント

USBマイク(Blue Yeti等)

ドライバのインストールは不要なことが多いです。サンプルレートをOBSに合わせて48kHzに設定します。

XLRマイク(オーディオインターフェース経由)

OBSではオーディオインターフェースのデバイスを選択します。インターフェース側でゲインを調整し、OBSではゲインフィルターは最小限に抑えます。

コンデンサーマイク

感度が高いため周囲の音を拾いやすいです。ノイズゲートとノイズ抑制の組み合わせが特に効果的です。

ダイナミックマイク

指向性が強く周囲の音を拾いにくいため、比較的ノイズ対策が少なくて済みます。ゲインを高めに設定する必要がある場合があります。


検証環境

CPU: Intel Core i9-14900K
GPU: Nvidia RTX 5070 Ti
メモリ: DDR5 64GB (32GB×2) 6000MHz
SSD: 3ドライブ構成
電源: 1000W
CPUクーラー: ROG RYUJIN III 360
OBS: 32.0.4
マイク: ダイナミックマイク(XLR接続)
インターフェース: Focusrite Scarlett

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まとめ

OBSマイク設定のポイントです。

  • デバイスは「規定値」ではなく直接指定する
  • サンプルレートを48kHzに統一する(OBSとWindows両方)
  • フィルターの基本チェーン:ゲイン → ノイズ抑制(RNNoise)→ ノイズゲート → コンプレッサー
  • フィルターは全部入れる必要はない。環境に合わせて必要なものだけ追加する