OBS Guide
グリーンスクリーンクロマキー背景合成バーチャル背景

OBS グリーンスクリーン(クロマキー)設定ガイド

OBSでグリーンスクリーンを使ったクロマキー合成の設定方法を解説。グリーンバックの選び方・照明設置・OBSクロマキーフィルターの設定値をまとめています。

公開: 2026-03-05

グリーンスクリーン合成の仕組み

グリーンバック(緑色の背景)を撮影
↓
OBSのクロマキーフィルターで緑色を透明に変換
↓
背景として別のソース(画像・動画・ゲーム画面)を配置
↓
人物 + 背景が合成された映像が完成

必要な機材

・グリーンスクリーン(布・紙・板)
・照明(グリーンを均一に照らすもの)
・Webカメラまたはカメラ(背景から離れて撮影)

グリーンスクリーンの選び方

タイプ価格特徴
折りたたみ布3,000〜8,000円収納しやすい・しわが出やすい
ポップアップ式5,000〜15,000円展開が簡単
ロールスクリーン10,000〜25,000円しわが出にくい・固定設置向け
ペンキ塗り壁1,000〜3,000円最も平滑・引っ越し時に不便

照明の設置方法

グリーンスクリーンの品質は照明で決まります。

推奨照明配置:

スクリーン専用ライト(2灯):
→ スクリーン左右45度から照射
→ 影を作らず均一に明るくする

人物用ライト(1〜2灯):
→ カメラ正面〜斜め45度から照射
→ スクリーンより離れて立つ(1.5m以上)

注意: グリーンの反射光が人物に当たると合成が難しくなります。スクリーンから離れて立ちましょう。


OBSのクロマキー設定

ソース → Webカメラ(または映像キャプチャデバイス)
→ フィルター → + →「クロマキー」

設定値:
タイプ: グリーン
類似性: 400(デフォルト)
→ 300〜500の範囲で調整

滑らかさ: 80(デフォルト)
→ 輪郭のなめらかさを調整

キーカラー・スピル軽減: 100
→ 緑の反射光を除去

類似性の調整方法

類似性が低い(例: 100):
→ 緑の除去範囲が狭い
→ 緑が残る

類似性が高い(例: 600):
→ 緑の除去範囲が広い
→ 人物の一部が消える

適切な値を見つける手順:
1. 類似性を100から始める
2. 緑が残っている部分に合わせて上げる
3. 人物の輪郭が消え始める手前で止める

照明が均一でない場合の対処

スクリーンに影が出る場合:
→ ライトの位置・角度を調整
→ スクリーン専用ライトを追加

グリーンの色ムラがある場合:
→ スクリーンにしわがないか確認
→ しわを伸ばすかアイロンをかける

バーチャル背景ソースの設定

ソースリスト(下から順に):
1. 背景画像 or 背景動画(最下層)
2. Webカメラ(クロマキーフィルター適用済み)
→ カメラが背景の上に重なる

背景ソースの追加:
ソース → + →「画像」または「メディアソース」
→ 背景に使う画像・動画ファイルを選択

よくある問題

問題原因対処法
緑が残る照明不均一・類似性が低いライト調整・類似性を上げる
人物の端が消える類似性が高すぎる類似性を下げる
緑の反射が服にスクリーンに近すぎる1.5m以上離れる
輪郭がギザギザ滑らかさが低い滑らかさを上げる

Nvidia Broadcastとの比較

グリーンスクリーン:
→ 機材費用がかかる
→ セットアップが必要
→ 品質が高い・安定

Nvidia Broadcast(AI背景除去):
→ グリーンスクリーン不要
→ RTX GPUが必要
→ 照明条件が悪いと精度が下がる

推奨:
本格配信 → グリーンスクリーン
手軽に試したい → Nvidia Broadcast

検証環境

CPU: Intel Core i9-14900K
GPU: Nvidia RTX 5070 Ti
メモリ: DDR5 64GB (32GB×2) 6000MHz
SSD: 3ドライブ構成
電源: 1000W
CPUクーラー: ROG RYUJIN III 360
OBS: 32.0.4

まとめ

  • グリーンスクリーンはスクリーンから1.5m以上離れて立つ
  • 照明はスクリーン専用と人物用を分けて設置する
  • クロマキーの類似性は300〜500が目安
  • 緑が残るなら類似性を上げ、人物が消えるなら下げる
  • OBSのソース順序:背景 → カメラの順に重ねる

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