OBS Guide
CPU温度熱暴走パフォーマンスエンコーダー

OBS配信・録画中にCPU温度が高い場合の対処法

OBSでゲーム配信・録画中にCPU温度が高くなる原因と対処法を解説。エンコーダーの変更・プリセットの調整・冷却強化など温度管理の方法をまとめています。

公開: 2026-03-05

結論:OBS使用中のCPU温度が高い場合の対処

  1. エンコーダーをNVENXに変更する(CPU負荷を大幅削減)
  2. x264のプリセットを下げる(slow → veryfast)
  3. PCの冷却を強化する(掃除・CPUグリス交換・エアフロー改善)

CPU温度の安全範囲

温度状態
60℃以下理想的
60〜80℃正常範囲
80〜90℃高め(負荷が高い)
90℃以上危険(サーマルスロットリングが発生)

サーマルスロットリング: CPUが熱を持ちすぎると自動的にクロックを下げて性能が低下します。これがOBSのフレームドロップや配信品質低下の原因になります。


原因1:x264エンコードによるCPU負荷

OBSでx264(CPUエンコード)を使っている場合、エンコード処理でCPU温度が上昇します。

対処法A:NVENCに変更する

OBS → 設定 → 出力 → 配信/録画タブ
エンコーダ: NVENC H.264(NVIDIA GPUが必要)
→ CPU負荷を2〜5%程度に削減

対処法B:x264のプリセットを下げる

プリセット: slow → medium → veryfast
→ CPU負荷は下がるが画質も低下

原因2:PCの冷却が不足している

対処法1:PCの内部を掃除する

埃がCPUクーラーやファンに詰まると冷却効率が著しく低下します
→ 圧縮エアスプレーでCPUクーラーとファンの埃を除去
→ PCケース内部の埃を除去

対処法2:CPUグリスを塗り直す

CPUとCPUクーラーの間のグリスが劣化すると熱伝導が低下
→ 古いグリスを除去して新しいグリスを塗り直す
(2〜3年に一度が目安)

対処法3:ケースのエアフローを改善する

吸気ファン(前面・下部)と排気ファン(後面・上部)のバランス
→ 吸気 > 排気で正圧にするとケース内の埃の溜まりが減る

温度監視ツール

CPU温度をリアルタイムで確認できるツールです。

HWiNFO64(無料・詳細):
→ CPU温度・使用率・電力消費を詳細にモニタリング

MSI Afterburner(無料・GPU+CPU):
→ 画面にオーバーレイ表示が可能

OBSとゲームのCPU使用率を把握する

OBSの統計ウィンドウ(ツール→統計):
→ OBSのCPU使用率を確認

タスクマネージャー(Ctrl+Shift+Esc):
→ 全体のCPU使用率を確認

CPUクーラーのアップグレード

現在のCPUクーラーが小型(リテールクーラー等)の場合、大型クーラーに交換すると冷却性能が上がります。

空冷:
・Noctua NH-D15(定番大型空冷)
・be quiet! Dark Rock 4
→ Core i9レベルの負荷にも対応

簡易水冷 (AIO):
・360mm / 240mmラジエーター
・本サイトの検証環境: ROG RYUJIN III 360
→ 高負荷時でも80℃以下を維持しやすい

検証環境

CPU: Intel Core i9-14900K
GPU: Nvidia RTX 5070 Ti
メモリ: DDR5 64GB (32GB×2) 6000MHz
SSD: 3ドライブ構成
電源: 1000W
CPUクーラー: ROG RYUJIN III 360
OBS: 32.0.4

まとめ

  • OBSでx264を使っている場合はNVENCへの変更が最も効果的
  • x264を使い続ける場合はプリセットを下げる
  • 物理的な冷却改善として埃掃除・CPUグリス交換が効果的
  • CPU温度は90℃以上でサーマルスロットリングが発生
  • 配信・録画中はHWiNFO64で温度を監視する

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