OBS Guide
カクつくOBS録画トラブルフレームドロップ

OBS 録画がカクつく・コマ落ちする原因と解決方法

OBSの録画映像がカクつく・コマ落ちする原因をCPU・GPU・ストレージ・設定の観点から解説します。ビットレート調整・エンコーダ変更・録画設定の最適化手順を紹介します。

公開: 2026-03-04

OBSで録画した映像がカクカクする、コマ落ちが発生するというトラブルは、PC負荷の問題が原因のほとんどを占めます。

OBS NVENC設定ガイドも合わせて確認すると、エンコード設定の最適化に役立ちます。


解決方法(すぐ試せること)

まずこの3つを試してください。

  • エンコーダを NVENC(ハードウェアエンコード) に変更する
  • 録画先を HDDからSSDに変更する
  • 解像度を 1080p→720p に下げてみる

よくある症状

以下の症状がある場合、この記事が参考になります。

  • 録画映像を再生するとカクカク・ガタガタする
  • 配信は問題ないのに録画だけコマ落ちする
  • ゲームプレイ中は滑らかなのに録画ファイルを見るとカクつく
  • OBSのステータスバーに「フレームドロップ」「エンコードラグ」が表示される
  • 録画開始後しばらくしてからカクつきが始まる

簡単チェックリスト

以下を確認してください。

  • OBSのステータスバーにドロップフレームの数値が出ていないか
  • 録画中のCPU使用率が80%を超えていないか(タスクマネージャーで確認)
  • 録画先がHDD(遅い)ではなくSSDか
  • エンコーダがx264(CPU)になっていないか
  • ビットレートが高すぎないか(録画先の書き込み速度を超えていないか)

原因

CPU過負荷(x264使用時)

x264(ソフトウェアエンコード)はCPUをフルに使います。ゲームも同時にCPUを使うため、特にミドルレンジ以下のPCではCPU使用率が100%近くになり、エンコードが追いつかなくなります。

HDDへの書き込み速度不足

高ビットレート録画(15,000kbps以上)をHDDに保存しようとすると、HDDの書き込み速度(100〜150MB/s程度)がボトルネックになります。SSDなら500MB/s以上出るため、録画先をSSDにするだけで改善することがあります。

GPU過負荷

NVENCを使用していても、ゲームのGPU使用率が高い状態ではGPUにレンダリングとエンコードの両方の負荷がかかります。GPU使用率が95%を超えると録画のコマ落ちが発生しやすくなります。

ビットレートが高すぎる

設定したビットレートがストレージの書き込み速度を超えていると、データが溜まってフレームが落ちます。HDDを使っている場合は特に注意が必要です。


解決手順

手順1 エンコーダをNVENCに変更する

最も効果的な対処法です。

OBS → 設定 → 出力 → 録画 → エンコーダ → NVIDIA NVENC H.264

NVENCはGPUのエンコード専用ユニット(NVENC)を使うため、ゲームのGPU処理と競合しにくく、CPUを消費しません。RTX / GTX GPU搭載PCでは必ずNVENCを使用してください。

手順2 録画先をSSDに変更する

OBS → 設定 → 出力 → 録画 → 録画パス

SSDのパスを指定します(例:C:\OBS録画 または D:\OBS録画)。

HDDからSSDに変えるだけでコマ落ちが解消するケースは多いです。

手順3 解像度・フレームレートを下げる

OBS → 設定 → 映像

「出力(スケーリング)解像度」を 1920×10801280×720 に下げます。または FPS を60から30に下げることでエンコード負荷が大幅に減ります。

手順4 ビットレートを調整する

OBS → 設定 → 出力 → 録画 → ビットレート

HDDに録画している場合は 6,000〜10,000 kbps に抑えます。SSDであれば 15,000〜20,000 kbps まで上げても安定します。

手順5 OBSのプレビューを無効化する

録画中はOBSのプレビュー表示を無効にすることでGPU負荷を下げられます。

OBS → スタジオモードをOFF → プレビューを右クリック → 「プレビューを無効化」

設定例

軽量・安定録画設定
項目推奨値
エンコーダNVIDIA NVENC H.264
ビットレート8000〜15000 kbps(SSD推奨)
解像度1920×1080(スペックに応じて720pも可)
FPS60(重い場合は30)
録画フォーマットMKV
録画先SSD
検証環境
CPU: Intel Core i9-14900K
GPU: Nvidia RTX 5070 Ti
メモリ: DDR5 64GB (32GB×2) 6000MHz
SSD: 3ドライブ構成
電源: 1000W
CPUクーラー: ROG RYUJIN III 360
OBS: 32.0.4
録画先: NVMe SSD

トラブルが解決しない場合

  • GPUドライバを最新版にアップデートする
  • ゲームのグラフィック設定を下げてGPU負荷を減らす
  • バックグラウンドで動いているアプリ(ブラウザなど)を終了する
  • Windowsのゲームモードを有効にしてリソース優先度を調整する
  • OBSのログファイルでSkipped framesの原因を確認する

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まとめ

OBS録画カクつきの主な原因と解決策です。

  • CPU過負荷(x264) → エンコーダを NVENC に変更する
  • HDD書き込み速度不足 → 録画先を SSD に変更する
  • ビットレート過多 → HDD環境では 6,000〜10,000 kbps に抑える
  • 解像度・フレームレートを下げると負荷が大きく下がる