OBS Guide
フレームドロップOBSトラブル配信録画

OBS フレームドロップの原因と解決方法【配信・録画対応】

OBSでフレームドロップが発生する原因をネットワーク・CPU・GPU・設定の観点から分析し、具体的な解決手順を解説します。OBSのログ確認方法も紹介します。

公開: 2026-03-04

OBSのステータスバーに「ドロップフレーム」が表示される場合、まずドロップの種類を確認することが解決の第一歩です。

ネットワーク起因・レンダリング起因・エンコード起因で対処法がまったく異なります。OBS配信設定おすすめも合わせて参照してください。


解決方法(すぐ試せること)

まずOBSのステータスバーでフレームドロップの種類を確認してください。

  • Dropped frames」(ネットワーク)→ ビットレートを下げる・有線LANに変える
  • Lagged frames」(レンダリング)→ 解像度を下げる・プレビューを無効化する
  • Skipped frames」(エンコード)→ NVENCに変更する・エンコード設定を軽くする

よくある症状

以下のような症状がある場合、この記事が参考になります。

  • OBSの下部ステータスバーにドロップフレームの割合が表示される
  • 配信映像が定期的に止まる・ブロックノイズが入る
  • 録画ファイルにコマ落ちがある
  • OBSのログに「dropped frames」「lagged frames」が記録されている
  • フレームドロップが一定間隔で発生する

簡単チェックリスト

まず以下を確認してください。

  • OBSステータスバーの左下に表示されているフレームドロップの種類を確認する
  • タスクマネージャーでCPU・GPU・ネットワークの使用率を確認する
  • WiFiではなく有線LAN接続か確認する
  • ビットレートが上り回線速度の50〜60%以内か確認する

原因と種類

OBSのフレームドロップには3種類あり、それぞれ原因と対処法が異なります。

① Dropped frames(ネットワーク起因)

原因:上り回線速度の不足・WiFi不安定・配信サーバーとの接続問題

OBSが配信サーバーにデータを送り切れない場合に発生します。設定ビットレートが実際の上り速度を超えているケースが最多です。

対処

  • ビットレートを下げる(上り速度の50〜60%程度)
  • WiFiから有線LANに切り替える
  • 配信サーバーを地理的に近い場所に変更する

② Lagged frames(レンダリング起因)

原因:GPU負荷が高くOBSのフレーム生成が遅れている

ゲームのGPU使用率が高い状態で解像度も高い設定にしていると発生します。

対処

  • OBSのプレビューを無効化する
  • 出力解像度を下げる(1080p→720p)
  • ゲームのグラフィック設定を下げる

③ Skipped frames(エンコード起因)

原因:エンコード処理が間に合わない(x264でのCPU過負荷)

x264(ソフトウェアエンコード)でCPUが追いつかない場合に発生します。

対処

  • エンコーダをNVENCに変更する
  • x264のプリセットを軽くする(veryfast・ultrafast)

解決手順

手順1 ドロップの種類を確認する

OBSのメイン画面下部のステータスバーを確認します。

  • Dropped frames: X%」→ ネットワーク起因
  • Lagged frames: X%」→ レンダリング起因
  • Skipped frames: X%」→ エンコード起因

複数種類が同時に出ている場合は、割合が高い方から対処します。

手順2 ネットワーク起因の場合

上り回線速度を確認(speedtest.net)し、現在のビットレート設定が上り速度の50〜60%以内か確認します。

OBS → 設定 → 出力 → 配信 → ビットレートを下げる

WiFi使用中の場合は有線LAN接続に切り替えます。

手順3 レンダリング起因の場合

GPUへの負荷を下げます。

OBS → プレビューを右クリック → 「プレビューを無効化」

または

OBS → 設定 → 映像 → 出力解像度を1280×720に下げる

手順4 エンコード起因の場合

エンコーダをNVENCに変更します。

OBS → 設定 → 出力 → 配信(または録画)→ エンコーダ → NVIDIA NVENC H.264

x264を使い続ける場合はプリセットを「veryfast」または「ultrafast」に下げます。

手順5 OBSのログを確認する

OBS → ヘルプ → ログファイル → 現在のログファイルをアップロード

ログにはドロップフレームの詳細な原因が記録されています。「dropped」「skipped」「lagged」で検索すると原因を特定しやすいです。


設定例

安定配信・録画設定
項目推奨値
エンコーダNVIDIA NVENC H.264
ビットレート(配信)上り速度の50〜60%以内
解像度1280×720〜1920×1080(スペックに応じて)
FPS30〜60
接続方式有線LAN推奨
検証環境
CPU: Intel Core i9-14900K
GPU: Nvidia RTX 5070 Ti
メモリ: DDR5 64GB (32GB×2) 6000MHz
SSD: 3ドライブ構成
電源: 1000W
CPUクーラー: ROG RYUJIN III 360
OBS: 32.0.4
回線: 有線 1Gbps

トラブルが解決しない場合

  • GPUドライバを最新版にアップデートする
  • OBSを最新バージョンにアップデートする
  • ルーターを再起動する
  • プロバイダの障害情報を確認する
  • Windowsのゲームモードを有効にしてリソース割り当てを最適化する

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まとめ

OBSフレームドロップは3種類あり、それぞれ対処法が異なります。

  • Dropped frames(ネットワーク) → ビットレートを下げる・有線LANに切り替える
  • Lagged frames(レンダリング) → 解像度を下げる・プレビュー無効化
  • Skipped frames(エンコード) → NVENCに変更する

まずOBSのステータスバーでどの種類のドロップが出ているか確認することが最初のステップです。