OBS Guide
NVENCOBSエンコーダ録画配信

OBS NVENC設定ガイド【録画・配信の最適設定2026年版】

OBSのNVENCエンコーダ設定を録画・配信用途別に解説します。CQP・VBR・プリセット・Look-ahead・Psycho Visually Tuningなど各オプションの意味と推奨値を紹介します。

公開: 2026-03-04

NVENCはNVIDIA GPU内蔵のハードウェアエンコーダで、CPUをほとんど使わずに高品質な録画・配信ができます。

x264と比較した特徴や、各設定項目の意味を把握することで最適なエンコード設定を組めます。OBS録画設定おすすめも合わせて参照してください。


推奨設定(ひと目でわかる表)

録画用(ゲーム実況・一般)
項目推奨値
エンコーダNVIDIA NVENC H.264
レートコントロールCQP
CQP値23
プリセットQuality
Look-aheadON
Psycho Visual TuningON
GPU0
Max B-frames2
配信用
項目推奨値
エンコーダNVIDIA NVENC H.264
レートコントロールCBR
ビットレート4,000〜6,000 kbps
プリセットQuality
Look-aheadON

この記事でわかること

  • NVENCとx264の違い
  • レートコントロール(CQP / CBR / VBR)の使い分け
  • プリセット(Quality / Performance)の選び方
  • Look-ahead・Psycho Visual Tuningの効果
  • AV1(NVENC AV1)の使いどころ

NVENCとx264の比較

項目NVENCx264
処理場所GPU内蔵エンコーダCPU
CPU負荷低い(ほぼゼロ)高い
GPU負荷増加するが軽微なし
画質(同ビットレート)x264より若干低い良い
安定性高いCPUスペックに依存
推奨用途ゲーム録画・配信高品質エンコード

ゲーム録画・配信ではNVENCが圧倒的に推奨されます。x264が有利なのは、ゲームをせずにエンコードだけに専念できる環境(動画の再エンコードなど)に限られます。


レートコントロールの設定

CQP(録画用・推奨)

品質固定モードです。映像の複雑さに応じてビットレートが自動調整されます。

CQP値の目安:

CQP値画質ファイルサイズ(1080p60fps/1時間)
18最高品質15〜25 GB
21高品質8〜15 GB
23バランス(推奨)4〜8 GB
26軽量2〜4 GB
30最小サイズ1〜2 GB

CBR(配信用)

固定ビットレートモードです。配信プラットフォームは安定したビットレートを要求するためCBRが適しています。

VBR(可変ビットレート)

最大ビットレートと目標ビットレートを指定します。最大値を設定しながらもCBRより効率的にエンコードできます。


プリセット

Quality(推奨)

画質優先のプリセットです。GPU負荷はPerformanceより若干高くなりますが、ほとんどの環境で問題ありません。

Performance

速度優先のプリセットです。低スペックGPUや、GPUが他の処理で高負荷の場合に使用します。


Look-ahead

ON推奨。先読み処理を有効にすることで、シーンの変化を予測してビットレートを最適に配分します。特にCBR・VBR使用時に効果が大きいです。


Psycho Visual Tuning

ON推奨。人間の視覚特性に合わせた最適化を行います。同じビットレートでも主観的な画質が向上します。


Max B-frames

2推奨。双方向予測フレームの最大数です。値を上げると圧縮効率は上がりますが、エンコード処理が重くなります。通常は2で十分です。


GPU

複数のGPUがある場合に選択します。0(最初のGPU)でOKです。


AV1(NVENC AV1)の使いどころ

RTX 4000番台以降のGPUではAV1エンコードが使用できます。

H.264と同画質で約30〜40%ファイルサイズを削減できます。

ただし注意点があります:

  • 古い編集ソフトではAV1に対応していない場合がある
  • 再生にAV1対応プレーヤーが必要(VLC 3.0以降など)
  • 配信はYouTube等での対応状況を確認する

動画編集素材として使うならH.264、長時間アーカイブ録画や容量を節約したい場合はAV1が選択肢になります。


検証環境

CPU: Intel Core i9-14900K
GPU: Nvidia RTX 5070 Ti
メモリ: DDR5 64GB (32GB×2) 6000MHz
SSD: 3ドライブ構成
電源: 1000W
CPUクーラー: ROG RYUJIN III 360
OBS: 32.0.4
ドライバ: 最新版

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まとめ

OBS NVENCの設定ポイントです。

  • 録画はCQP 23がバランス型の基準。高画質が必要なら18〜21
  • 配信はCBRでプラットフォームの推奨ビットレートに合わせる
  • Look-ahead・Psycho Visual TuningはONで画質が向上する
  • RTX 4000番台以降はAV1で大幅なファイルサイズ削減が可能