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録画ファイルサイズOBSビットレート設定

OBS録画ファイルが大きい原因と容量を減らす設定【半分以下も可能】

OBSの録画ファイルが大きくなる原因と解決方法を解説。H.264 CBRからHEVC CQP 23に変更するだけでファイルサイズが約74%削減できた実測データをもとに、最適な設定値を紹介します。

公開: 2026-03-04  /  更新: 2026-03-20

OBSの録画ファイルが大きすぎてストレージがすぐ満杯になる場合、エンコーダとレート制御の設定を見直すだけで大幅に改善できます。

実際にPS5ゲーム「Ghost of Yotei」をAVerMedia Live Gamer 4K(GC573)経由でOBSに取り込み、同じシーンを1分録画して3パターンを比較した結果、H.264 CBR 20000kbpsからHEVC CQP 23に変更するだけでファイルサイズが約74%削減できました。

OBS録画設定おすすめも合わせて参照してください。


解決方法(すぐ試せること)

まずこの3つを試してください。

  • エンコード方式を CQP(品質固定) に変更する
  • コーデックを NVENC HEVC(H.265) に変更する
  • ビットレートを 6,000〜10,000 kbps に調整する(CBR使用時)

実測データ:3パターンのファイルサイズ比較

同じゲームシーンを1分録画した結果です(OBS 32.0.4・1080p60fps)。

OBS録画設定3パターンのファイルサイズ比較
パターンエンコーダレート制御ファイルサイズ削減率
ANVENC H.264CBR 20000kbps149,099 KB(約146MB)基準
BNVENC H.264CQP 23113,607 KB(約111MB)約24%削減
CNVENC HEVCCQP 2339,009 KB(約38MB)約74%削減

HEVCとCQPを組み合わせるだけで、同じ画質でファイルサイズをパターンAの4分の1以下に抑えられます。


よくある症状

以下の症状がある場合、この記事が参考になります。

  • 1時間の録画が30GB〜50GB以上になる
  • ストレージがすぐに満杯になる
  • 動画編集ソフトに読み込もうとすると重くて動かない
  • 録画ファイルのアップロードや共有に時間がかかりすぎる

簡単チェックリスト

  • OBS設定 → 出力 → 録画 → ビットレートの値が適切か
  • エンコードモードがCBR(固定ビットレート)になっていないか
  • コーデックがH.264かH.265か確認する
  • 「ロスレス録画」設定になっていないか

原因

ビットレートが高すぎる(CBR設定)

CBRは映像の動きに関係なく常に同じビットレートでエンコードします。動きの少ないシーンでも高ビットレートを使うため、効率が悪くファイルサイズが大きくなりがちです。ゲーム実況であれば6,000〜10,000 kbpsで十分な画質が得られます。

H.264コーデックの使用

H.264はHEVC(H.265)と比べて同じ画質でファイルサイズが約2〜4倍になります。実測でもパターンAとCの差は約4倍でした。

ロスレス録画の設定

「Lossless」(ロスレス)設定はファイルサイズが非常に大きくなります。プロの動画制作用の設定で、通常のゲーム録画・配信録画には不要です。


解決手順

手順1:パターンA(H.264 CBR)の設定を確認する

OBS → 設定 → 出力 → 詳細 → 録画タブを開きます。以下のようにCBRとH.264が設定されている場合がファイルサイズが大きくなる原因です。

OBS録画設定パターンA:NVENC H.264 CBR 20000kbps

手順2:レート制御をCQPに変更する(パターンB)

映像エンコーダはそのまま(NVENC H.264)で、レート制御を「定数QP (CQP)」に変更し、値を「23」に設定します。

OBS録画設定パターンB:NVENC H.264 CQP 23

CQPは映像の複雑さに応じてビットレートを自動調整するため、静止画面では低ビットレート・動きが多い場面では高ビットレートになり効率的です。

CQP値の目安:

  • 18〜20:高画質(ファイルサイズ大)
  • 23〜25:バランス型(推奨)
  • 28〜30:小サイズ優先(やや品質低下)

手順3:HEVCに変更してさらに削減する(パターンC)

映像エンコーダを「NVIDIA NVENC HEVC」に変更し、レート制御は同じく「CQP 23」にします。

OBS録画設定パターンC:NVENC HEVC CQP 23

HEVCはH.264と同じ画質で約半分〜4分の1のファイルサイズになります。ただし、編集ソフトがHEVCに対応していない場合はH.264に戻してください。

手順4:MKVからMP4に変換する

MKV形式で録画している場合、OBSの再多重化機能で容量をほとんど増やさずMP4に変換できます。

OBS → ファイル → 録画を再多重化


設定例

用途別推奨設定(1080p60fps)
用途エンコーダレート制御1時間の目安
汎用おすすめNVENC H.264CQP23約6〜8GB
高画質(編集素材)NVENC H.264CQP18約15〜20GB
ストレージ節約重視NVENC HEVCCQP23約2〜3GB
なぜH.264 CQP 23がおすすめか

HEVCはファイルサイズが最小になりますが、Premiere Pro・DaVinci Resolveなどの編集ソフトで読み込めないケースがあります。H.264はほぼすべての編集ソフト・プレーヤーに対応しており、CQP 23でもファイルサイズをCBR比約24%削減できるため、汎用性と容量のバランスが最も良い設定です。

ストレージに余裕がなくYouTubeへの直接アップロードのみが用途の場合は、HEVCも選択肢に入ります。


トラブルが解決しない場合

  • HEVCでファイルサイズが変わらない場合はGPUドライバを更新する
  • 編集ソフトがHEVCに対応していない場合はH.264に戻す
  • 録画後にHandBrakeなどの動画変換ソフトでさらに圧縮する方法もある

検証環境

項目内容
CPUIntel Core i9-14900K
GPUNvidia RTX 5070 Ti
メモリDDR5 64GB (32GB×2) 6000MHz
キャプチャーボードAVerMedia Live Gamer 4K(GC573)
録画ゲームGhost of Yotei(PS5)
OBSバージョン32.0.4
解像度1920×1080 / 60fps

まとめ

  • CQPモードに変更するだけでH.264 CBRより約24%削減
  • HEVC(H.265)+CQP 23にすると約74%削減(4分の1以下)
  • CQP値は23〜25がバランス型の推奨
  • 編集ソフトがHEVCに非対応の場合はH.264 CQPで十分

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