OBS Guide
CBRVBRCRFビットレートレート制御

OBS CBR vs VBR vs CRF の違いと使い分け【レート制御完全解説】

OBSのレート制御方式CBR・VBR・CRFの違いと使い分けを解説。配信はCBR、録画はCRFが基本。それぞれのメリット・デメリットと推奨設定をまとめています。

公開: 2026-03-05

結論:どのレート制御を使えばいいか

用途推奨理由
配信CBR配信プラットフォームが安定して処理できる
録画(高品質)CRFファイルサイズを抑えつつ高画質を維持できる
録画(互換性重視)CBRどの環境でも再生できる

CBR(固定ビットレート)

CBRはビットレートを常に一定に保つ方式です。

設定値: ビットレート 6,000 kbps
→ 動きが少ない場面でも: 6,000 kbps
→ 動きが多い場面でも: 6,000 kbps

メリット

  • 配信プラットフォームが安定して処理できる
  • ファイルサイズが予測できる
  • どの再生環境でも安定して再生できる

デメリット

  • 動きの少ない場面は無駄にビットレートを使う
  • 動きの多い場面で品質が落ちる場合がある

推奨用途

  • 配信(必須): YouTube・Twitch・ニコニコ等すべての配信はCBRを使う
  • 互換性を重視した録画

VBR(可変ビットレート)

VBRは映像の複雑さに応じてビットレートを変動させる方式です。

設定値: ビットレート 6,000 kbps(最大値)
→ 動きが少ない場面: 2,000 kbps(自動調整)
→ 動きが多い場面: 6,000 kbps(最大値)

メリット

  • ファイルサイズを抑えられる
  • 動きの多い場面で高品質を維持

デメリット

  • 配信には不適(プラットフォームが処理できないことがある)
  • ビットレートが変動するため品質が不安定

推奨用途

  • 一般的には使用しない(配信でも録画でもCBR/CRFが優先)

CRF(固定品質・Constant Rate Factor)

CRFは映像品質を一定に保つ方式です。ビットレートは映像の複雑さによって自動調整されます。

設定値: CRF 20
→ 動きが少ない場面: 低ビットレートで高品質
→ 動きが多い場面: 高ビットレートで高品質を維持

CRF値の目安

CRF値画質ファイルサイズ
0無損失非常に大
15〜18視覚的無損失
20〜23高品質
28〜30標準
40以上低品質非常に小

推奨: 18〜23(録画用途)

メリット

  • 録画の品質を一定に保てる
  • ファイルサイズの効率が良い

デメリット

  • ファイルサイズが予測しにくい
  • 配信には使えない

推奨用途

  • 録画(高品質保存): x264でCRF 20前後が標準

NVENCのCQ(Constant Quality)

NVENCでのCRF相当の設定はCQ(Constant Quality)です。

エンコーダ: NVENC
レート制御: CQ
CQ値: 18〜23

x264のCRFとは値の基準が異なりますが、同様の概念です。


設定手順

配信設定(CBR)

OBS → 設定 → 出力
出力モード: 詳細

配信タブ:
レート制御: CBR
ビットレート: 6,000 kbps(サービスに合わせて調整)

録画設定(CRF)

OBS → 設定 → 出力
出力モード: 詳細

録画タブ:
エンコーダ: x264
レート制御: CRF
CRF: 20

比較まとめ

方式ビットレート品質ファイルサイズ用途
CBR固定変動固定配信・互換性重視録画
VBR変動(上限あり)変動変動ほぼ使わない
CRF変動(自動)固定変動高品質録画

検証環境

CPU: Intel Core i9-14900K
GPU: Nvidia RTX 5070 Ti
メモリ: DDR5 64GB (32GB×2) 6000MHz
SSD: 3ドライブ構成
電源: 1000W
CPUクーラー: ROG RYUJIN III 360
OBS: 32.0.4

まとめ

  • 配信は必ずCBR(固定ビットレート)
  • 録画の高品質保存はCRF(固定品質、推奨値18〜23)
  • VBRは配信にも録画にも基本的に使わない
  • NVENCの場合はCRF相当の設定がCQ
  • CRF値は小さいほど高品質・ファイルサイズ大

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