OBSで配信映像がカクつく原因は、ネットワーク・CPU・ビットレート設定の3つに大別できます。
OBS配信設定おすすめも合わせて確認すると、安定した配信設定の全体像が把握できます。
解決方法(すぐ試せること)
まずこの3つを試してください。
- ビットレートを 6,000→4,000 kbps に下げる
- エンコーダを NVENC に変更してCPU負荷を下げる
- 有線LAN で接続する(WiFiから切り替える)
よくある症状
以下のような症状がある場合、この記事が参考になります。
- 視聴者から「配信カクカクしてる」「コマ落ちしてる」と言われる
- OBSのステータスバーに「ドロップフレーム」が表示される
- 配信の画質が定期的にブロックノイズになる
- ゲームは滑らかなのに配信映像だけ止まって見える
- 配信開始直後は良いが、時間が経つとカクつき始める
簡単チェックリスト
まず以下を確認してください。
- インターネットの上り回線速度が十分あるか(設定ビットレートの2〜3倍推奨)
- WiFiではなく有線LAN接続になっているか
- OBSのビットレートが上り回線速度以内に収まっているか
- エンコーダがx264(CPU負荷大)になっていないか
- 配信中のCPU使用率が80%を超えていないか
原因
上り回線速度不足
最も多い原因です。設定したビットレートが実際の上り回線速度を超えると、データが送り切れずフレームドロップが発生します。OBSで6,000 kbps(6 Mbps)を設定する場合、上り回線は安定して10 Mbps以上必要です。
WiFiの不安定さ
WiFiは電波状況によって速度と安定性が変動します。配信中に速度が落ちると即座にフレームドロップにつながります。有線LAN接続に切り替えるだけで解決するケースは多いです。
CPU過負荷(x264使用時)
x264エンコードはCPUを大量に消費します。ゲームとOBSが同時にCPUを奪い合うと、エンコードが遅延して配信がカクつきます。
ビットレートが高すぎる
高すぎるビットレートは回線速度の限界を超えるだけでなく、配信先サーバー(Twitch・YouTubeなど)の受け入れ上限を超えることもあります。
解決手順
手順1 上り回線速度を測定する
まず回線速度を確認します。Speedtest(speedtest.net)などで上り(Upload)速度を測定します。
推奨上り速度の目安:
- 720p30fps 配信(3,000 kbps)→ 上り6 Mbps以上
- 1080p60fps 配信(6,000 kbps)→ 上り12 Mbps以上
上り速度が不足している場合は、ビットレートを下げるか解像度・フレームレートを落とします。
手順2 ビットレートを下げる
OBS → 設定 → 出力 → 配信 → ビットレート
上り回線速度の50〜60%程度に設定します。6 Mbpsの回線なら3,000〜3,500 kbpsが目安です。
配信プラットフォーム別の推奨値(後述の設定例参照)も参考にしてください。
手順3 エンコーダをNVENCに変更する
OBS → 設定 → 出力 → 配信 → エンコーダ → NVIDIA NVENC H.264
NVENCに切り替えるとCPU負荷が大幅に減り、エンコード遅延によるカクつきが解消します。
手順4 有線LAN接続に切り替える
WiFiルーターとPCをLANケーブルで接続します。WiFiと有線では安定性が大きく異なり、配信の安定性に直結します。
PCにLANポートがない場合はUSB-LAN変換アダプターで対応できます。
手順5 配信サーバーを変更する
OBS → 設定 → 配信 → サーバー
「自動」から近い地域のサーバーを手動で選択します。Twitchの場合は「Tokyo」など地理的に近いサーバーを選ぶと安定することがあります。
設定例
YouTube/Twitch向け推奨設定| プラットフォーム | 解像度 | FPS | ビットレート | エンコーダ |
|---|---|---|---|---|
| YouTube | 1080p | 60 | 4,500〜6,000 kbps | NVENC |
| Twitch | 1080p | 60 | 3,500〜6,000 kbps | NVENC |
| YouTube | 720p | 30 | 2,500〜3,000 kbps | NVENC |
トラブルが解決しない場合
- OBSのログファイルでドロップフレームの原因(ネットワーク/レンダリング/エンコード)を確認する
- プロバイダのサービス障害がないか確認する
- ルーターを再起動する
- OBSを最新バージョンにアップデートする
関連記事
- OBSフレームドロップの原因 — フレームドロップの種類別解決法
- OBS配信設定おすすめ — 配信設定の最適化ガイド
- OBS NVENC設定ガイド — NVENCエンコードの詳細設定
- OBS録画がカクつく原因 — 録画のカクつき対策
まとめ
OBS配信カクつきの主な原因と対策です。
- 上り回線不足が最多原因 → ビットレートを回線速度の50〜60%以下に下げる
- WiFi不安定 → 有線LAN接続に切り替えると劇的に安定する
- CPU過負荷 → エンコーダを NVENC に変更する
- 配信先サーバーを地理的に近い場所に手動で変更するのも効果的