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配信カクつくOBSトラブルビットレート

OBS 配信がカクつく原因と解決方法【ビットレート・CPU対策】

OBSの配信映像がカクつく・フレームドロップが起きる原因をビットレート・CPU負荷・ネットワーク・エンコード設定の観点から解説します。YouTube/Twitch配信の安定化に。

公開: 2026-03-04

OBSで配信映像がカクつく原因は、ネットワーク・CPU・ビットレート設定の3つに大別できます。

OBS配信設定おすすめも合わせて確認すると、安定した配信設定の全体像が把握できます。


解決方法(すぐ試せること)

まずこの3つを試してください。

  • ビットレートを 6,000→4,000 kbps に下げる
  • エンコーダを NVENC に変更してCPU負荷を下げる
  • 有線LAN で接続する(WiFiから切り替える)

よくある症状

以下のような症状がある場合、この記事が参考になります。

  • 視聴者から「配信カクカクしてる」「コマ落ちしてる」と言われる
  • OBSのステータスバーに「ドロップフレーム」が表示される
  • 配信の画質が定期的にブロックノイズになる
  • ゲームは滑らかなのに配信映像だけ止まって見える
  • 配信開始直後は良いが、時間が経つとカクつき始める

簡単チェックリスト

まず以下を確認してください。

  • インターネットの上り回線速度が十分あるか(設定ビットレートの2〜3倍推奨)
  • WiFiではなく有線LAN接続になっているか
  • OBSのビットレートが上り回線速度以内に収まっているか
  • エンコーダがx264(CPU負荷大)になっていないか
  • 配信中のCPU使用率が80%を超えていないか

原因

上り回線速度不足

最も多い原因です。設定したビットレートが実際の上り回線速度を超えると、データが送り切れずフレームドロップが発生します。OBSで6,000 kbps(6 Mbps)を設定する場合、上り回線は安定して10 Mbps以上必要です。

WiFiの不安定さ

WiFiは電波状況によって速度と安定性が変動します。配信中に速度が落ちると即座にフレームドロップにつながります。有線LAN接続に切り替えるだけで解決するケースは多いです。

CPU過負荷(x264使用時)

x264エンコードはCPUを大量に消費します。ゲームとOBSが同時にCPUを奪い合うと、エンコードが遅延して配信がカクつきます。

ビットレートが高すぎる

高すぎるビットレートは回線速度の限界を超えるだけでなく、配信先サーバー(Twitch・YouTubeなど)の受け入れ上限を超えることもあります。


解決手順

手順1 上り回線速度を測定する

まず回線速度を確認します。Speedtest(speedtest.net)などで上り(Upload)速度を測定します。

推奨上り速度の目安:

  • 720p30fps 配信(3,000 kbps)→ 上り6 Mbps以上
  • 1080p60fps 配信(6,000 kbps)→ 上り12 Mbps以上

上り速度が不足している場合は、ビットレートを下げるか解像度・フレームレートを落とします。

手順2 ビットレートを下げる

OBS → 設定 → 出力 → 配信 → ビットレート

上り回線速度の50〜60%程度に設定します。6 Mbpsの回線なら3,000〜3,500 kbpsが目安です。

配信プラットフォーム別の推奨値(後述の設定例参照)も参考にしてください。

手順3 エンコーダをNVENCに変更する

OBS → 設定 → 出力 → 配信 → エンコーダ → NVIDIA NVENC H.264

NVENCに切り替えるとCPU負荷が大幅に減り、エンコード遅延によるカクつきが解消します。

手順4 有線LAN接続に切り替える

WiFiルーターとPCをLANケーブルで接続します。WiFiと有線では安定性が大きく異なり、配信の安定性に直結します。

PCにLANポートがない場合はUSB-LAN変換アダプターで対応できます。

手順5 配信サーバーを変更する

OBS → 設定 → 配信 → サーバー

「自動」から近い地域のサーバーを手動で選択します。Twitchの場合は「Tokyo」など地理的に近いサーバーを選ぶと安定することがあります。


設定例

YouTube/Twitch向け推奨設定
プラットフォーム解像度FPSビットレートエンコーダ
YouTube1080p604,500〜6,000 kbpsNVENC
Twitch1080p603,500〜6,000 kbpsNVENC
YouTube720p302,500〜3,000 kbpsNVENC

トラブルが解決しない場合

  • OBSのログファイルでドロップフレームの原因(ネットワーク/レンダリング/エンコード)を確認する
  • プロバイダのサービス障害がないか確認する
  • ルーターを再起動する
  • OBSを最新バージョンにアップデートする

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まとめ

OBS配信カクつきの主な原因と対策です。

  • 上り回線不足が最多原因 → ビットレートを回線速度の50〜60%以下に下げる
  • WiFi不安定 → 有線LAN接続に切り替えると劇的に安定する
  • CPU過負荷 → エンコーダを NVENC に変更する
  • 配信先サーバーを地理的に近い場所に手動で変更するのも効果的