プッシュ・トゥ・トークとは
プッシュ・トゥ・トーク(PTT)は、ボタンを押している間だけマイクをONにする機能です。
通常のマイク設定:
→ 常にマイクがON(ノイズゲートで音量制御)
プッシュ・トゥ・トーク:
→ ボタンを押している間だけマイクがON
→ 話すときだけボタンを押す
→ 環境ノイズが一切配信・録画に入らない
プッシュ・トゥ・トークの設定手順
方法1:音声の詳細プロパティから設定
OBS → 音声ミキサー
→ マイクの歯車アイコン
→「音声の詳細プロパティ」
「PTT遅延」: 300〜500ms推奨
→ ボタンを離した後も少しの間マイクがON状態を保つ
→ 語尾が切れるのを防ぐ
方法2:ホットキーから設定
OBS → 設定 → ホットキー
マイク/補助音声の項目:
・「プッシュ・トゥ・トーク」: 押している間ONのキーを設定
・「プッシュ・トゥ・ミュート」: 押している間OFFのキーを設定
推奨ホットキー:
Alt キー(左): プッシュ・トゥ・トーク
→ ゲームで使われないことが多い
→ 片手で押しやすい
PTT遅延の設定
OBS → 設定 → 音声
→「プッシュ・トゥ・トーク遅延」
推奨値: 300〜500 ms
遅延が短すぎると(0〜100ms):
→ 語尾が切れてしまう
遅延が長すぎると(1000ms以上):
→ ボタンを離してからもマイクがONのまま
プッシュ・トゥ・ミュートとの違い
プッシュ・トゥ・トーク(PTT):
→ ボタンを押している間: マイクON
→ ボタンを離している間: マイクOFF
→ 話すたびにボタンを押す必要あり
プッシュ・トゥ・ミュート(PTM):
→ ボタンを押している間: マイクOFF
→ ボタンを離している間: マイクON
→ 話したくないときだけボタンを押す
使い分け:
雑音が多い環境・雑談を入れたくないとき → PTT
一時的にミュートしたいとき → PTM
マイクミュートトグルとの違い
マイクミュートトグル:
→ ボタンを1回押すとOFF・もう1回押すとON
→ 配信中に長時間離席するときに便利
→ 押し忘れに注意が必要
PTT:
→ 押している間だけON
→ 押し忘れでミュートのまま話し続けることがない
→ 素早い会話には向かない(常に押す必要がある)
ゲーム中のPTT使用
ゲーム中にPTTを使う際の注意点:
ゲームと重複しないキーを選ぶ:
→ 左Alt・右Alt
→ Caps Lockキー
→ マウスの余分なボタン
マウスボタンへの割り当て:
→ マウスの「進む」「戻る」ボタン
→ ゲーム中に話すタイミングでクリックするだけ
→ 手を動かす必要がない
StreamDeckへの割り当て:
→ StreamDeckのボタンにPTTを割り当て
→ 直感的なボタン操作
OBSのVoIPキャンセル(ライブリスンバック)
PTTと組み合わせてモニタリングを設定する場合:
音声モニタリング: モニターオフ
→ PTTで話した音声を自分のヘッドフォンで聞かない
「監視のみ」にすると:
→ 自分の声がヘッドフォンから聞こえる
→ 遅延が発生する場合があるためPTTとの相性に注意
検証環境
CPU: Intel Core i9-14900K
GPU: Nvidia RTX 5070 Ti
メモリ: DDR5 64GB (32GB×2) 6000MHz
SSD: 3ドライブ構成
電源: 1000W
CPUクーラー: ROG RYUJIN III 360
OBS: 32.0.4
まとめ
- PTTはボタンを押している間だけマイクONの機能
- PTT遅延を300〜500msに設定して語尾が切れないようにする
- ゲーム中は左Altキーやマウスの余分なボタンに割り当てると便利
- プッシュ・トゥ・ミュートは逆の動作(押している間OFF)
- StreamDeckがあれば物理ボタンでより直感的に操作できる