OBS Guide
エンコードエラーオーバーロードトラブル配信

OBS エンコードエラーの原因と解決方法

OBSで「エンコードがオーバーロードされています」「エンコードエラー」が出るときの原因と対処法。PC負荷・設定・ドライバ別に解決手順を解説します。

公開: 2026-03-05

結論:エンコードエラーの最速解決

  1. 出力解像度を1080p → 720pに下げる
  2. エンコーダをx264からNVENCに変更する
  3. 配信ビットレートを適切な値に下げる

エンコードエラーの9割はPC負荷超過が原因です。まず上記を試してください。


エラーの種類と意味

「エンコードがオーバーロードされています」

OBSが映像をエンコードするのに必要な処理時間が確保できていません。CPUまたはGPUがボトルネックになっています。

「エンコーダの初期化に失敗しました」

NVENCやAMFなどのハードウェアエンコーダが起動できない状態です。ドライバの問題や対応GPUでない場合に発生します。

配信が途切れる・カクつく

ビットレートが回線の上限を超えているか、エンコード処理が追いついていません。


原因の一覧

原因対処
CPUエンコード(x264)の負荷が高いNVENCに切り替え
解像度・フレームレートが高すぎる720p/30fpsに下げる
ビットレートが高すぎる配信用途に合わせて調整
バックグラウンドアプリが多い不要プロセスを終了
GPUドライバが古い最新ドライバに更新
NVENCドライバの不具合ドライバ再インストール

解決手順

手順1 エンコーダをNVENCに変更する

NVIDIA GPU搭載PCではNVENCを使うことでCPU負荷を大幅に削減できます。

OBS → 設定 → 出力 → 配信
エンコーダ: NVIDIA NVENC H.264(推奨)
レート制御: CBR
ビットレート: 6000(720p30fps目安)
キーフレーム間隔: 2秒
プリセット: P4 - Slow(品質重視)またはP5

AMD GPU搭載PCの場合はAMF H.264を選択します。

手順2 解像度とフレームレートを下げる

OBS → 設定 → 映像
出力解像度: 1280×720(720p)
FPS: 30

4K・1080p60fpsはエンコード負荷が高く、ミドルレンジPCではオーバーロードになりやすいです。

手順3 x264プリセットを変更する

x264を使い続ける場合はプリセットを変更してCPU負荷を下げます。

設定 → 出力 → 配信
エンコーダ: x264
CPU使用プリセット: veryfast または superfast

プリセットを軽くするほど画質は下がりますが、エンコードが安定します。

手順4 GPUドライバを更新する

NVENCエラーの場合はドライバが原因のことがあります。

  1. GeForce Experienceを開く
  2. 「ドライバー」タブで最新版を確認
  3. アップデートを実行
  4. PCを再起動してOBSを起動

手順5 プロセスの優先度を上げる

タスクマネージャーでOBSの優先度を「通常以上」に設定することで、他のプロセスとのCPU競合を減らせます。


配信環境別の推奨設定

低スペックPC(Core i5以下)

エンコーダ: NVENC H.264(GPU必須)
解像度: 720p(1280×720)
FPS: 30
ビットレート: 3000〜4500 kbps
プリセット: P4

ミドルレンジPC(Core i7 / RTX 3060相当)

エンコーダ: NVENC H.264
解像度: 1080p(1920×1080)
FPS: 60
ビットレート: 6000 kbps
プリセット: P5

ハイエンドPC(Core i9 / RTX 4070以上)

エンコーダ: NVENC H.264またはx264 medium
解像度: 1080p
FPS: 60
ビットレート: 8000 kbps

検証環境

CPU: Intel Core i9-14900K
GPU: Nvidia RTX 5070 Ti
メモリ: DDR5 64GB (32GB×2) 6000MHz
SSD: 3ドライブ構成
電源: 1000W
CPUクーラー: ROG RYUJIN III 360
OBS: 32.0.4
回線: 有線 1Gbps

まとめ

  • エンコードエラーはほぼPC負荷超過が原因
  • NVENCへの切り替えが最も効果的
  • 解像度を720pに落とすだけでも安定することが多い
  • x264使用時はプリセットをveryfastにする
  • ドライバの更新も定期的に行う

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