OBS Guide
GPU使用率高負荷カクつきトラブル

OBS GPU使用率が高い・100%になるときの対処法

OBS使用中にGPU使用率が100%になりゲームや配信がカクつく問題の原因と解決方法。NVENCの使い方・GPU負荷を下げる設定変更を解説します。

公開: 2026-03-05

結論:GPU負荷を下げる優先対処

  1. OBSのプレビューを無効化する
  2. フレームレートを60fps→30fpsに下げる
  3. NVENC使用時はGPUエンコードの帯域を確認する

OBSとゲームが同一GPUを使う場合、GPU使用率の競合は必ず発生します。負荷の配分を調整することが解決の基本です。


症状の確認

  • OBS起動中にゲームのフレームレートが落ちる
  • タスクマネージャーでGPU使用率が90〜100%に張り付く
  • 配信映像がカクつく・コマ落ちする
  • OBSを終了するとゲームが安定する

GPU負荷が高くなる仕組み

OBSがGPU負荷を増加させる主な処理:

  1. プレビューのレンダリング → OBSウィンドウにプレビューを表示する処理
  2. NVENCエンコード → GPUのエンコーダユニットを使用
  3. ゲームキャプチャ → GPUメモリからの映像取得
  4. フィルター処理 → シャープネス・LUTなどのGPUエフェクト

解決手順

手順1 OBSのプレビューを無効化する

配信・録画中にOBSのプレビューウィンドウを表示していると、それだけでGPU負荷が上がります。

OBSのプレビューエリアを右クリック
→「プレビューを無効化」を選択

または「スタジオモード」でプレビューのみ停止することもできます。

手順2 出力フレームレートを下げる

OBS → 設定 → 映像
FPS: 60 → 30

フレームレートを半分にするとエンコード負荷もほぼ半減します。

手順3 GPUレンダリング設定を変更する

OBSが使用するGPUを変更することで、ゲームとの競合を避けられます。

マルチGPU環境(iGPU + dGPU)の場合:
NVIDIAコントロールパネル → 3D設定の管理 → プログラム設定
obs64.exe → 統合グラフィックス(Intel UHD等)

OBSのプレビューレンダリングをiGPUに任せ、ゲームにdGPUを集中させます。

手順4 NVENCのプリセットを軽くする

NVENCエンコードはGPUのNVENCユニットを使いますが、プリセットが高品質なほど負荷も増します。

設定 → 出力 → 配信/録画
プリセット: P4(Slow)→ P3(Medium)またはP2(Fast)

品質と負荷のバランスを調整します。

手順5 GPUフィルターを削減する

ソースに以下のフィルターを多用しているとGPU負荷が高くなります。

  • シャープネスフィルター
  • LUTフィルター(カラーグレーディング)
  • クロマキー(GPU処理)

不要なフィルターは削除するか、CPUベースのフィルターに切り替えます。

手順6 ゲームのフレームレートに上限を設ける

ゲーム側のフレームレートが無制限だとGPUが100%張り付きやすくなります。

  • ゲーム設定でフレームレート上限を設定(例:165fps制限)
  • またはNVIDIA Control PanelでVSync/Frame Limitを設定

GPU使用率の目安

状況GPU使用率の目安
ゲームのみ70〜90%
OBS(プレビュー有)+ ゲーム95〜100% ← 問題
OBS(プレビュー無)+ ゲーム80〜95%
OBS(iGPU描画)+ ゲーム80〜90%

検証環境

CPU: Intel Core i9-14900K
GPU: Nvidia RTX 5070 Ti
メモリ: DDR5 64GB (32GB×2) 6000MHz
SSD: 3ドライブ構成
電源: 1000W
CPUクーラー: ROG RYUJIN III 360
OBS: 32.0.4

まとめ

  • プレビューの無効化が最も手軽で効果が高い
  • フレームレートを30fpsに下げると負荷が大幅に減る
  • マルチGPU環境ではOBSをiGPUで動かすと競合が減る
  • NVENCのプリセットを軽くすることも有効
  • ゲーム側でもフレームレート上限を設定する

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