OBS Guide
FPS低下フレームドロップ配信パフォーマンス

OBS 配信中にFPSが落ちる原因と解決方法

OBS配信中にゲームやプレビューのFPSが落ちる・フレームレートが低下する原因と対処法を解説。NVENCへの切り替え・GPU競合・プロセス優先度設定などをまとめています。

公開: 2026-03-05

OBS配信中にFPSが落ちる主な原因

原因状況
CPUエンコードがゲームと競合x264使用中にFPSが下がる
GPU使用率が100%に到達NVENCとゲームでGPUを奪い合う
PCのスペック不足配信要件がPCの性能を超えている
OBSの優先度が低いゲームにリソースが取られる
電源プランが省電力CPUが最大性能を出せない

解決方法1:エンコーダをNVENCに変更する

x264(CPUエンコード)は多くのCPUリソースを消費します。

OBS → 設定 → 出力
出力モード: 詳細

配信タブ:
エンコーダ: NVENC H.264(RTX/GTXシリーズ)
           または AMD AMF(Radeonシリーズ)

→ CPUの負荷を大幅に削減
→ ゲームのFPS低下を防ぐ

解決方法2:配信解像度・FPSを下げる

OBS → 設定 → 映像

出力(スケーリング)解像度: 1920×1080 → 1280×720
FPS: 60 → 30

→ エンコード負荷を半分以下に削減
→ 視聴者にはほとんど差が分からないことが多い

解決方法3:ゲームプロセスの優先度を確認する

タスクマネージャー(Ctrl+Shift+Esc)
→「詳細」タブ
→ ゲームプロセスを右クリック
→「優先度の設定」→「通常」または「高」

OBSの優先度:
obs64.exe → 右クリック →「優先度の設定」→「通常以上」

→ OBSとゲームのバランスを取る

解決方法4:Windowsの電源プランを変更する

コントロールパネル → 電源オプション
→「高パフォーマンス」または「究極のパフォーマンス」を選択

→ CPUが省電力モードで動作するのを防ぐ
→ 特にノートPCで効果が大きい

解決方法5:GPU競合を解消する

NVENCエンコード中にGPU使用率が100%の場合:
→ ゲームのフレームレート上限を設定する

例(Apex Legends):
ゲーム内設定 → フレームレート上限: 144fpsに制限
→ GPUに余裕を作ってNVENCに割り当てる

解決方法6:OBSプレビューを無効にする

OBSのプレビューはGPUリソースを消費します:
OBS → 「スタジオモード」をオフにする
→ プレビューを右クリック →「プレビューを無効にする」

配信中はプレビューを確認しない
→ 削減されたGPUをゲームに回す

解決方法7:録画と配信の同時使用を確認する

配信しながら録画もしている場合:
→ エンコーダの負荷が2倍になる

対処法:
・配信中は録画を停止する
・または録画エンコーダを配信と同じにする
  (NVENC使用時は「エンコーダを共有する」設定)

OBS → 設定 → 出力 → 録画タブ
→「エンコーダを再使用する」をオン

2PC構成での解決

PCスペックが不足している場合の根本的な解決策です。

ゲームPC: ゲームに専念(OBSなし)
配信PC: OBSで配信専用

→ キャプチャカード経由でゲーム映像を取り込む
→ ゲームPC側のFPSに影響なし

OBSの統計ウィンドウで確認する

OBS → 表示 → 統計

確認ポイント:
・CPU使用率: 80%以下が理想
・GPU使用率: NVENCなら配信中でも余裕があるはず
・フレーム欠落: 0%が理想
・ドロップフレーム: 0が理想

検証環境

CPU: Intel Core i9-14900K
GPU: Nvidia RTX 5070 Ti
メモリ: DDR5 64GB (32GB×2) 6000MHz
SSD: 3ドライブ構成
電源: 1000W
CPUクーラー: ROG RYUJIN III 360
OBS: 32.0.4

まとめ

  • まずNVENCエンコードに変更してCPU負荷を削減する
  • 出力解像度・FPSを下げると効果が大きい
  • 電源プランを高パフォーマンスに変更する
  • GPU使用率100%の場合はゲームのフレームレート上限を設定する
  • 解決しない場合は2PC構成を検討する

関連記事