結論:高画質録画の基本設定
エンコーダ: NVENC H.264(NVIDIA GPU)
解像度: 1920×1080
FPS: 60
レート制御: CQP
CQP値: 18〜20
フォーマット: MKV(後でmp4に変換)
CQPモードは品質固定方式で、動きの少ない場面では低ビットレート・激しい場面では高ビットレートを自動調整します。固定ビットレート(CBR)より高効率で高画質です。
高画質録画のために重要な4要素
1. エンコーダの選択
| エンコーダ | 特徴 | 推奨用途 |
|---|---|---|
| NVENC H.264 | GPU負荷・高品質 | NVIDIA GPU所持者全員 |
| NVENC HEVC | さらに高圧縮 | ストレージ節約重視 |
| x264 | CPU使用・最高品質 | ハイエンドCPU向け |
| AOM AV1 | 最新高圧縮 | RTX 4000以降 |
2. ビットレート設定
| 解像度/FPS | 最低品質 | 標準品質 | 高品質 |
|---|---|---|---|
| 1080p30 | 8,000 | 15,000 | 30,000 |
| 1080p60 | 12,000 | 20,000 | 40,000 |
| 1440p60 | 20,000 | 35,000 | 60,000 |
| 4K30 | 30,000 | 50,000 | 80,000 |
(単位: kbps)
3. 録画フォーマット
- MKV: 推奨。録画中にクラッシュしても映像が破損しにくい
- MP4: 再生互換性が高いが、クラッシュすると全損する場合がある
- MOV: Mac向け。Windowsでの編集では非推奨
4. CQPとビットレートの使い分け
- CQP(品質固定): ゲーム録画・動画編集素材向け。ファイルサイズが変動する
- CBR(固定ビットレート): 配信・ファイルサイズを一定にしたい場合
設定手順
手順1 出力設定を開く
OBS → 設定 → 出力 → 出力モード: 詳細
録画タブを選択
手順2 録画フォーマットとエンコーダを設定
録画フォーマット: MKV
エンコーダ: NVIDIA NVENC H.264(RTX/GTX GPU使用の場合)
手順3 レート制御をCQPに設定
レート制御: CQP
CQP: 18(高品質)〜 23(標準品質)
数値が低いほど高画質・大容量。ゲーム録画用途では18〜20を推奨します。
手順4 その他の設定
キーフレーム間隔: 0(自動)
プリセット: P5(Slow)
プロファイル: High
Look-ahead: オン
適応量子化: オン
手順5 映像設定を確認
OBS → 設定 → 映像
基本解像度: 1920×1080
出力解像度: 1920×1080
FPS: 60
用途別推奨設定
ゲーム録画(素材として保存)
エンコーダ: NVENC H.264
フォーマット: MKV
レート制御: CQP 18
解像度: 1920×1080
FPS: 60
動画投稿用(YouTube等)
エンコーダ: NVENC H.264 または x264
フォーマット: MKV → 編集後にMP4で書き出し
レート制御: CQP 18〜20
解像度: 1920×1080 または 2560×1440
FPS: 60
ストレージ節約重視
エンコーダ: NVENC HEVC(H.265)
レート制御: CQP 22〜24
解像度: 1920×1080
FPS: 30
MKVをMP4に変換する方法
OBSには録画後にMKVをMP4に変換する機能があります。
OBS → ファイル → 録画を再多重化
対象のMKVファイルを選択 → 変換実行
品質は劣化せずにコンテナだけ変換されます。
検証環境
CPU: Intel Core i9-14900K
GPU: Nvidia RTX 5070 Ti
メモリ: DDR5 64GB (32GB×2) 6000MHz
SSD: 3ドライブ構成
電源: 1000W
CPUクーラー: ROG RYUJIN III 360
OBS: 32.0.4
まとめ
- 高画質録画にはCQP 18〜20のNVENCが最もバランスが良い
- 録画フォーマットはMKVを使い、後でMP4に変換する
- ビットレート固定(CBR)より品質固定(CQP)のほうが効率的
- ストレージ容量と相談しながらCQP値を調整する